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第8回 「エコノミークラス症候群は、ファーストクラスに搭乗していても発病する」
サッカーのワールドカップ日本代表を目指しているジュビロ磐田の高原選手が、エコノミークラス症候群による肺動脈血栓塞栓(けっせん・そくせん)と診断された。
ただ、この高原選手は(エコノミークラスではな
く)ビジネスクラスに乗っていて、このエコノミークラス症候群になったのだ。
おかしい話だ。
更には、ある外国人の方が、ファーストクラスに乗っていて、エコノミークラス症候群を発病して、(可哀想なことに)その後に亡くなったそうである。
ファーストクラスは椅子が広くて座りやすいので、却って体を動かさずにこの症状になったらしい。
誠に変な話だ。
このエコノミークラス症候群は、この症状になる人がエコノミークラスに搭乗した人が多いとの理由で「エコノミークラス症候群」と名づけられたらしい。
誰がこの名前を付けたのか?全く無責任極まる。
ネーミングが完全に間違っている。
誰がつけたかは知らないが、もう少し責任を持ってネーミングすべき。
正しくは「長い時間動かさなかった症候群」なのである。
このような間違ったネーミングをしているのは、新聞等のマスコミなのか?
エコノミークラス症候群になりたくないために、わざわざ高いお金を出してファーストクラスに乗って、これで亡くなってはあまりにも悲しい。
エコノミークラスに搭乗した人がかかる病気かのような、名前をつけては駄目である。
もしも「長い時間動かさなかった症候群」とネーミングされていたならば、ファーストクラスに搭乗していて、亡くなった方も少しは体を動かしたことだろう。
・・・と考えると、もしや亡くならずに済んだかもしれないのだ。
・・・となると、このネーミングをした人に大変な責任が生ずることとなる。
ただ、ここで今一つ不思議に思うのは、いったん「エコノミークラス症候群」と呼ばれ出したら、全てのマスコミが同じ呼び方をすることなのだ。
一社ぐらいは、この呼び名はおかしいから、我が社だけは「長い時間動かさなかった症候群」と呼ぶことにする等と、正しい報道をしようとするマスコミがいてもよいと思うが、皆さんは如何お考えだろう。
マスコミの最も重要な使命は、正しい報道である。
このように考えると、現在のマスコミは、マスコミとしての責務を全く果たしていないこととなる。
新聞等のマスコミも、政治家と同様に全くの無責任時代の到来なのか?
マスコミの力は、一歩間違えれば正に筆の暴力となる。
マスコミは、このことを反省又は肝に銘じて、正しい真実の報道をしていただきたい。
・・・というよりも、マスコミは、真実の報道をするのが使命なのだ。
この使命を忘れた新聞やテレビ等のマスコミは、如何に話題を取るかの報道に走っている。
これらの経営者や記者の方達に、このことにいち早く気づいて欲しいのが、私たちの切なる願いでもある。
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