ご意見・ご質問箱


 
 

「ご意見」の紹介
N氏(宮城県 26歳・男性)からです。


  現在会社勤めをしていますが、もっと自分のしたいことを、思いっきりやってみたいと感じるようになりました。
  今、起業を考えています。その時のために、ここで勉強させてください。


ありがとうございます。

龍馬社長大学では、
これからも皆様のお力になれる様
講義を続けてまいります。


 第12回 「ご意見・ご質問箱」

ベンチャービジネスの具体的発想法は?
(和歌山県 41歳・男性)
  ベンチャービジネスを成功させるためには、人々の「困っていること」や「あれば非常に便利なモノ(またはコト)」などに着眼することだと、前回の『ご意見・ご質問箱』で指摘がありましたが、これらについての「より具体的な発想方法」について、ご教示下さい。

 
 
「発想シート」を活用する。
(龍馬社長大学学長、奴田原惇郎)

  まず、私の考案した「発想シート(記載例)」をご覧下さい。
困っていることなど ニュービジネスアイデア
◆ たばこの煙・におい
   ・吸い殻
@ 煙・におい・吸い殻
  の出ないたばこ
A たばこの煙・におい
  を取る空気清浄機
   (家庭用・業務用)
B たばこが嫌になる
  食品などの開発
◆ 夏、涼しい外気を取
  り入れるために窓を
  開けて網戸にすると  外から丸見えになる
@ 風を通して光を通さ
  ない新しい物体の開
  発
A 風を通して光を通さ
  ない新しい新システ
  ムや装置
   (既存のものを
     組み合わせて)
  ( 省略 )

  この記入方法について説明します。
 (一) まず「左欄」に、人々の困っていること(または
     「モノ」以下同じ)や「不平・不満を感じているこ
     と」「嫌なこと」「腹の立つこと」などを思いつき
     で、どんなことでも、自由に記入します。
   @ この時、留意することは思いついたことをなん
    でも素直に上げてみることです。
     自分自身のことでも構わないし、家族のことで
    も、職場のことでも、遊びの中のことでも、とにか
    く、なんでも自由な発想で取り上げてみることで
    す。
   A ここであまり余分なことを考えていては、まっ
    たく何も進まないこととなります。
     既成概念を取り払い、頭を柔らかくして、子供
    のような心になって、なんでもかんでもあげて下
    さい。
(二) 次に「右欄」の記載に移ります。
   左欄に記入した「困っていることなど」を解消・改
   善するのに、あれば良いと思われる商品や製品・
   サービスなどのビジネスアイデアを自由な発想で「
   右欄」に記入してください。
   @ ここでの留意点は、こんなことができるかとか
     事業として成り立つとか、人々の役に立つかど
     うかとか、こんなことはあまり深く考えないこと
     です。
   A 柔らかい頭で、子供のような発想に立って、
     既成概念は捨てましょう。
   B これは誰かが開発していないだろうか、また
     は事業化していないだろうかなども絶対に考え
     ないこと。

  ベンチャービジネスを自認する警報機メーカーのマジマ(東京)の真島宏社長は、経営者としては高齢の77歳ですが、ベンチャー精神旺盛で頑張っておられます。
  「毎月一つは新製品を出しています。
   ヒントは町中にいくらでもある」
と話されます。
  このHPをご覧の皆様は、この真島社長よりもきっとお若いことでしょう。
  「ビジネスアイデアの発想」が浮かばないはずがありません。
  どんな発想でも浮かんだらすぐに、この「シート」に記載することです。